2012年からバイエルンでプレーするDFダンテ [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンに所属するブラジル人DFダンテが、今夏にもボルシアMGに移籍する可能性が浮上した。8日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
7日に行われたブンデスリーガ第24節でバイエルンは、日本代表MF清武弘嗣とDF酒井宏樹が所属するハノーファーと対戦したが、この試合でダンテはCBの一角として先発出場しながらも、わずか32分でポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキと交代させられてしまった。同試合を中継した『スカイ』で解説を務める元ドイツ代表MFシュテファン・エッフェンベルク氏も「ダンテという“章”は、この夏に終わりが来るだろう」と話すほどの出来であった。
そこで移籍先に急浮上してきたのが、2009年から3シーズンにわたり在籍し、ブラジル代表に選ばれるまで自身を成長させてくれた古巣ボルシアMG。同クラブは高齢化が進むCB陣の補強として、同選手の獲得を目指しているという。
ボルシアMGのマネージャーを務めるマックス・エバール氏は『スカイ』の取材に応じ、この件について以下のようにコメントしている。
「ダンテとは今でもコンタクトを取っている。我々の関係が途切れることは決してないんだ。いずれにしても彼は我々のクラブで成功に満ちた時間を過ごした。ただし、彼を買い戻すかどうかについての議論は、今はしたくない」
フランス代表とチリ代表との親善試合に臨むブラジル代表のメンバーも選外となった31歳のダンテ。バイエルンの契約は2017年夏まで残っている。