ボルシアMG戦に先発出場したMF清武弘嗣(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第25節が15日に行われ、ボルシアMGと日本代表MF清武弘嗣、DF酒井宏樹が所属するハノーファーが対戦した。清武は先発出場を果たし、酒井はベンチスタートとなった。
前節、清武がバイエルンから先制ゴールを奪うも、3失点を喫し敗戦。直近8試合で勝利がない苦しい状況が続いている。一方、現在4位につけるボルシアMGは2試合ぶりの白星を目指す。
立ち上がりから果敢に攻めるボルシアMGは、相手DFの裏を抜け出しゴールに迫るが、オフサイドの判定が続く。9分には、グラニト・シャカがミドルシュートを放ったが、ゴール左に外れる。32分、パスを受けたラファエウがゴール正面左から狙った強烈なシュートは枠を捉えることができない。
ボルシアMGの猛攻に耐えていたハノーファーだったが、前半終了間際に失点を許す。43分、マックス・クルーゼが右サイドに展開したところ、トルガン・アザールが胸トラップからゴール前にシュート性のパスを折り返し、最後はパトリック・ヘアマンが押し込んだ。ボルシアMGの1点リードで前半を終える。
53分、ハノーファーが最大の決定機を迎える。CKのチャンスを得ると、清武のクロスにサリフ・サネがヘディングで合わせるが、ヤン・ゾマーの好セーブに遭い得点には至らず。フィニッシュまで持ち込むことができないハノーファーは、その後もセットプレーからチャンスを窺う。71分には、ペナルティエリア手前のいい位置でFKを獲得。エドガー・プリブが直接狙ったが、壁に当たってしまう。
すると75分、ボルシアMGに追加点が生まれる。エリア内左へのスルーパスに抜け出したクルーゼが相手DFを引きつけながら折り返すと、ゴール前フリーのヘアマンがこの日2点目を奪取。終始、主導権を握ったボルシアMGが2-0で勝利を収めた。この結果、ハノーファーは9試合勝利なしとなった。なお、清武はフル出場し、酒井に出場機会はなかった。