FCウニオン・ベルリン(ドイツ2部)U-23とベルリナーFCディナモ(ドイツ4部)が対戦したベルリン・ダービーで暴動が起き、175人のサポーターが逮捕され、112人の警察官が負傷した。イギリスメディア『BBC』など複数のメディアが報じている。
東ベルリンに位置するウニオン・ベルリンのホームスタジアムで行われた試合は、300人のホームのサポーターがアウェイ側に流れ込もうとしたために15分ほど中断された。ベルリナーFCディナモは東ドイツ時代に秘密警察と関係があったクラブであり、労働組合を基に結成されたウニオン・ベルリンと長い反目の歴史があった。
警棒と催涙スプレーで武装した警備員と警察は、暴徒化したウニオン・ベルリンのサポーターに攻撃され、負傷者を出しながらも何とか暴徒を排除することに成功。
これについてウニオン・ベルリンの広報は、「多くの負傷者が生じたが、警察は全ての加害者を特定しているし、彼らはその責任を取らなければならない」と問題を起こした自クラブのサポーターを非難している。