今季2ゴール目を決めた香川真司(右) [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第26節が21日に行われ、日本代表のMF清武弘嗣とDF酒井宏樹が所属するハノーファーと、同代表MF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。
2015年に入って白星がないハノーファーが、ここ2試合のリーグ戦でスコアレスドローが続くドルトムントをホームに迎えての一戦。日本人3選手とも先発出場している。
試合が動いたのは19分。マルコ・ロイスからのスルーパスをエリア内右で受けたピエール・エメリク・オーバメヤンが、ダイレクトでシュートを放つと、ゴール左隅に決まりドルトムントが先制に成功した。
しかし、31分にハノーファーが試合を振り出しに戻す。レオナルド・ビッテンコートがドリブルでエリア内左に侵入しマイナスの折り返しを入れる。中央にいたラース・シュティンドルが右足で合わせてゴール右隅に流し込んだ。前半はこのまま1-1のドローで折り返す。
後半に入って55分に、ビッテンコートがこの日2枚目のイエローカードで退場処分となり、ハノーファーは数的不利となった。すると57分、ロイスが味方のパスでエリア内右に抜けだすと、GKロン・ロベルト・ツィーラーが飛び出す。ロイスはGKの目前で折り返すと、中央の香川が無人のゴールに流し込んで、ドルトムントが勝ち越しに成功した。香川は今シーズンのリーグ戦で2ゴール目となった。
さらに61分、イルカイ・ギュンドアンのパスでエリア内左に抜け出した香川が中央へクロスを送ると、オーバメヤンが頭で合わせてゴール。ドルトムントがリードを2点に広げた。
82分、エリア手前左で、清武からのパスを受けたシュティンドルが、右足を振り抜くと、シュートはゴール右隅に突き刺さり、ハノーファーが1点返した。清武はリーグ戦4アシスト目を記録した。
1人少ないハノーファーが粘りを見せるも、試合はこのまま終了。ドルトムントが、香川の1ゴール、1アシストの活躍でリーグ戦3試合ぶりの勝利を収めた。なお、香川と清武はフル出場。先発した酒井は85分で途中交代となった。
次節、ハノーファーは、日本代表のMF長谷部誠と乾貴士が所属するフランクフルトと、ドルトムントはバイエルンと対戦する。
【得点者】
0-1 19分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
1-1 31分 ラース・シュティンドル(ハノーファー)
1-2 57分 香川真司(ドルトムント)
1-3 61分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
2-3 82分 ラース・シュティンドル(ハノーファー)