勝利を喜ぶクロップ監督(中央)[写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第26節が21日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、同代表のMF清武弘嗣とDF酒井宏樹が所属するハノーファーと対戦し3-2で勝利した。
3試合ぶりの白星を手にしたユルゲン・クロップ監督は、「どうにか逃げ切ることができた」と安堵の表情を見せた。クラブ日本語版公式HPがコメントを伝えている。
先制点を奪ったものの、同点とされ前半を折り返したドルトムント。クロップ監督は、「残念ながら後半の立ち上がりもハノーファーは非常に良かった。ただ、相手が10人になると流れが傾き、我々は良くなったと思う。2点目と3点目のアシストは最高だった」と、香川のゴールをお膳立てしたMFマルコ・ロイスのアシストと、チーム3点目を生んだ香川の鮮やかなアシストを評価した。
終盤、1点差に詰め寄られたときの心境を「本当にハラハラしたよ…」と語るクロップ監督は、「でも、どうにか逃げることができた。順位表を見れば、今日の勝利がどれほど重要なものか分かるだろう」と勝利に喜びを示した。
降格圏に対するリードを8ポイントに広げたドルトムントだが、インターナショナルウィーク明けはバイエルン、ボルシアMGと上位チームとの対戦が続く。指揮官は、「我々の問題は安定していないことだ。ここ最近、攻撃の組み立てやパス回しは良いと思う。あと必要なのは、ゴール前で正しい判断をすることだけだ。選手たちは10日間チームを離れるが、帰ってきたら、ハノーファー戦で良いチャンスを作れたことを思い出させるように全力を尽くすよ」とコメント。「とにかく勝ち点をどんどん積み上げていきたい」と連勝を誓っている。