ドルトムント戦を欠場するMFリベリー [写真]=Getty Images for FC Bayern
4日に開催されるブンデスリーガ第27節で、バイエルンは敵地で日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと対戦する。この大一番を前に、バイエルンの名誉会長フランツ・ベッケンバウアー氏がドイツ紙『ビルト』のインタビューに応じ、試合の展望について語っている。
それによるとベッケンバウアー氏は「元フランス代表MFフランク・リベリーとオランダ代表MFアリエン・ロッベンの不在がバイエルンにとって最大の問題」だとし、「2人は替えが利かない選手だ。代わりにそのポジションに入るであろうドイツ代表MFマリオ・ゲッツェと同MFトーマス・ミュラーも類まれな選手であるが、サイドというポジションにおいては、リベリーとロッベンの危険性は他の選手よりも大きくリードしている」と話したという。また、それゆえ同氏は試合結果を「2-2の引き分け」になると予想している。
そして先日「いつかは国外でプレーしてみたい」と語ったドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルスについてベッケンバウアー氏は、自身の過去の経験を踏まえつつ、同選手の気持ちに理解を示している。
「彼との別れは(ブンデスリーガにとって)損失だ。私が思うにブンデスリーガとプレミアリーグは同じレベルにある。フンメルスは26歳で、移籍するのにベストな年齢だ。彼の気持ちはよく理解できるよ。私も選手だった時はその他の欧州トップリーグでプレーしたかったし、すでにインテルとは合意していたんだ。結果的に移籍は叶わなかったけれどね」