バイエルン戦に出場していたDFスパヒッチ(右)[写真]=VI Images via Getty Images
レヴァークーゼンに所属する元ボスニア代表DFエミル・スパヒッチが、8日にホームで行われたDFBポカール(ドイツカップ)準々決勝のバイエルン戦後、警備員に暴行を加えていたことが明らかになった。ドイツ紙『ビルト』が同紙HPの中で、動画付きで伝えている。
それによるとスパヒッチは、スタジアム東側の観客席にいた友人数名をピッチレベルに降りてこさせ、ロッカールームやミックスゾーンにつながる通路へ連れていこうとしたが、警備員はその友人たちをブロック。押し問答となった直後、同選手は握り拳でセキュリティ関係者たちを殴るなど暴行を加え始めたという。
レヴァークーゼンの広報部長マイノルフ・スプリンク氏が明らかにしたように、すでにこの事件は「殴られた警備員からの被害届が、警察からケルン検察に提出されている」そうで、同クラブのミヒャエル・シャーデ社長も「我々は事件解明のためなら、なんでもするつもりだ。捜査結果がはっきりしたあと、クラブ内で(スパヒッチに対する)制裁や罰を決めていくことになるだろう」と、呆れ顔だ。
スパヒッチとレヴァークーゼンの契約は2016年まで残っているが、同紙は「この映像が公開されたあと、果たして彼はあと何試合ここでプレーするのだろうか?」と記しており、契約解除の可能性もあると見ている。