退任を発表したドルトムントのクロップ監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのユルゲン・クロップ監督が、今シーズン限りでの退任を15日に発表した。ブンデスリーガ公式サイトが、同監督の会見でのコメントを伝えている。
記者会見に臨んだクロップ監督は、「誰も僕に感謝する必要はない。(クラブでの指揮は)おとぎ話のような旅だった。私はこれからも、この素晴らしいクラブをサポートするよ」とコメント。
そして、「(この仕事を続けるべきか)自分自身にいつも問いただしていた。とても重要なことだと思う。そしてこの数週間から数ヶ月、私はその質問に完全に『イエス』と答えることができていなかった」と決断の理由を説明すると、「この素晴らしいクラブを去ることが、信じられないほどタフだと誰も想像できないだろう。(退任の)話を切り出すのは極めて難しいことだったよ。だが、私たちはプロだ。そして決断をしなければならない」と難しい決断だったと明かし、7シーズン指揮したクラブへの愛を伺わせた。
同監督は、「この決断が間違いなく正しいと信じている。このクラブは、100パーセント相応しい人に率いられるべきだし、決断をしなければならなかったんだ」と続け、「今こそ、来シーズンへ向けた計画が始まる時だ。だからこそ、この将来への決断は今下されるべきだった」と語り、来シーズンのドルトムントのためにも正しい決断だと主張した。
最後にクロップ監督は、今シーズンの残りのブンデスリーガで上位に浮上すること、そして唯一タイトルの可能性を残すDFBポカールでの優勝を目指すと、以下のように誓った。
「私はドルトムントとともに叶えられる最後の夢を持っている。今シーズンの終わりには素晴らしい順位で終わり、そして最後にもう一度だけ、ドルトムントで(優勝パレードのための)トラックに乗ることだ」