退任発表の会見に臨んだクロップ監督 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは15日、ユルゲン・クロップ監督の今シーズン限りでの辞任を発表した。これまでのところ後任には、同代表FW岡崎慎司が所属するマインツで昨シーズンまで指揮を執っていたトーマス・トゥヘル氏が有力と見られているが、他にも2人の名前が浮上していたようだ。
ドイツ紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』の情報によると、ドルトムントが最も希望していた指揮官はボルシアMGを率いるリュシアン・ファーヴル監督であったという。しかし同監督は、就任当初に降格争いをしていたボルシアMGをたった数年でブンデスリーガのトップチームに育てあげた手腕を買われ、同クラブとの契約を2017年まで延長。現状では就任の可能性はほとんどないと見られている。
また、もう1人の候補者はアウクスブルクを率いるマルクス・ヴァインツィアル監督。クロップ監督は2013年5月に行われたインタビューの中で「興味深いチームはアウグスブルク。ヴァインツィアルは良い腕を持った監督だ」と話しており、またドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツ・ディレクター)もヴァインツィアル監督と過去に極秘で会ったことがあるとドイツ紙『ライン・マイン・プレッセ』は報じている。
しかしヴァインツィアル監督とアウクスブルクは先日、契約を2019年まで延長したことから、こちらもクロップの後任になる可能性は低いものと見られている。