多くのタイトルをもたらしたクロップ監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
ドルトムントを率いるユルゲン・クロップ監督が15日に、今シーズン限りでの退任を発表した。2010-11シーズンからブンデスリーガを連覇するなど、クラブの黄金期を築いた同監督の退任を受けて、クラブ内外から様々な反応が起こっている。ブンデスリーガ公式HPが伝えている。
クロップ監督は、2008年から指揮官として在任。ドイツ代表MFケヴィン・グロスクロイツは、「監督なしでは今の自分はいない」とコメント。2011年にニュルンベルクから加入したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンも、「4年間ありがとう! 一緒に過ごした時間は絶対忘れない」と語る。
ドルトムントでの活躍から2011年にレアル・マドリードに移籍し、リヴァプールを経て2013年に復帰したトルコ代表MFヌリ・シャヒンも「素晴らしい人間性の持ち主で、卓越した監督。小さい頃からの夢を叶えさせてくれた」と感謝。「一緒に過ごしたこの数年間で監督とスタッフからサッカーはもちろん、人としてたくさん学ばせてもらった」と、振り返っている。
また、2012-13シーズンのチャンピオンズリーグ決勝での激闘など、ブンデスリーガのみならず、ドルトムントと激しいタイトル争いを繰り広げてきたバイエルンも反応。社長を務めるカール・ハインツ・ルンメニゲ氏は、「数日でうわさは聞いていた。しかし、現実となり、みんな驚いている」と話す。ドイツ代表のチームマネジャーであるオリバー・ビアホフ氏も、「ブンデスリーガにとって痛手となるだろう」と、退任の影響に触れた。