ボルシアMG戦に先発フル出場した長谷部誠(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第29節が17日に行なわれ、日本代表MF長谷部誠と同MF乾貴士が所属するフランクフルトとボルシアMGが対戦した。長谷部は先発出場、乾はベンチスタートとなっている。
フランクフルトは、前節バイエルンに3-0の大敗を喫し3試合白星から見放されている。ヨーロッパリーグ出場権獲得のためにもこの試合で勝ち点3を奪い、18日に試合がある他チームにプレッシャーをかけたいところだ。
試合は開始早々からホームのフランクフルトが攻めこむ。1分、長谷部のロングボールに抜けだしたハリス・セフェロヴィッチがペナルティエリア左に侵入し、左足シュート。しかし、ボールはわずかにゴール上に外れた。
一方のボルシアMGにも決定機が訪れる。11分、左サイドのラファエルがロングボールを送ると、ペナルティエリア内に走りこんだパトリック・ヘアマンがダイレクトボレー。しかし、ここはGKケヴィン・トラップが好セーブで防ぐ。こぼれ球を再びヘアマンが狙ったが、ここはゴール左上に外れた。
ピンチを凌いだフランクフルトにも好機。34分、右サイドのアレクサンダル・イグニョフスキのクロスをネルソン・バルデスが頭で合わせたが、ここはGKヤン・ゾマーの攻守に阻まれた。このまま0-0で前半を折り返す。
なかなかゴールを割れない両チーム。56分、フランクフルトのバスティアン・オツィプカが中盤の左からロングシュート。しかし、ここはゾマーがしっかりとキャッチした。
70分、フランクフルトはハーフウェーライン付近でティモシー・チャンドラーがボールを奪うと、一気にカウンターへ持ち込む。パスを受けたバルデスがペナルティエリア右のシュテファン・アイグナーへ送ると、アイグナーが中央に切り込んで左足シュート。しかし、ここはゴール右に外れてしまった。
迎えた後半アディショナルタイム2分、ボルシアMGに大きなチャンスが訪れる。右サイドを突破したイブラヒマ・トラオレのマイナスの折り返しをトルガン・アザールがシュート。しかし、ここはトラップがビッグセーブ。
試合はこのまま終了のホイッスルを迎え、0-0のスコアレスドロー。フランクフルトは4試合未勝利となった。なお、長谷部はフル出場し、乾には出場機会が無かった。