選手たちとともに喜ぶクロップ監督(左から2番目) [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、18日に行われたブンデスリーガ第29節でパーダーボルンと対戦した。ドルトムントを率いるユルゲン・クロップ監督が試合後にコメントし、同リーグ公式HPが伝えている。
ドルトムントはこの試合、前半を0-0で折り返すも、後半開始直後の48分にアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンのゴールで先制すると、ガボン代表MFピエール・エメリク・オーバメヤンと香川が加点し、3-0で勝利を収めている。
クロップ監督は、「前半はあまり満足のいく結果ではなかった。相手を尊重しなければ、(試合が)難しくなることは分かっている。後半はまともになり、1-0になってからスイッチが入った。我々は勝利にふさわしい試合をした。1-0になって安心してからは、チームがうまく機能し、本当にいい試合をした」と、試合を振り返った。
同監督は15日、今シーズン限りでの退任を発表している。選手たちには公式発表後に伝えたこともあり、発表後のチーム状態はあまりよくなかったという。しかし、「(翌日の)木曜日からはまたいつものように戻った」と、明かしている。
また、「ドルトムントのことが恋しくなる日が来ると分かっている。しかし、そのようなことで頭を悩ます時間はないので、今は何も感じていない。リーグ終了まで残り6試合で退任を表明した状況で、どのように振る舞うべきであるのか書かれた参考書があるわけでもない。別れなどの感傷的なことをは考えていない。このシーズンをいい形で終えなければならない。いつかそれぞれ別の道へ進めば、それぞれがいい方向へ進む。それは人生において重要なことだ」と、退任を決断したことについて語っている。