フランクフルト戦でゴールを決めたMF香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第30節が25日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと、同代表のMF長谷部誠とMF乾貴士の所属するフランクフルトが対戦した。
勝ち点「36」で並ぶ両チーム。今節はドルトムントがホームのシグナル・イドゥナ・パルクに、フランクフルトを迎えての一戦となった。香川と長谷部が先発出場。乾はベンチスタートとなった。
試合が動いたのは24分。相手選手がエリア内でハンドを犯してドルトムントがPKを獲得。キッカーを務めたピエール・エメリク・オーバメヤンが、チップキックでゴール中央に決めて、先制に成功する。さらにドルトムントは32分、オーバメヤンが右サイドから折り返しを入れる。エリア内中央に走りこんでいた香川が、そのボールにフリーで合わせて、ゴールネットを揺らした。前半はこのままドルトムントが2点リードで折り返す。
後半に入って63分、中盤で左サイドでボールを受けた香川が、右サイドへ大きく展開する。そのボールに反応したエリック・ドゥルムが持ち上がり、エリア内右で切り返しから、シュートを放つが、GKケヴィン・トラップにキャッチされた。68分には、香川のスルーパスでエリア内右に抜けだしたヘンリク・ムヒタリアンが中央へ折り返しを入れる。途中出場のマルコ・ロイスがファーサイドに走り上がっていたいたが、わずかに合わずゴールとはならない。
70分に、スヴェン・ベンダーからのパスをエリア内で受けた香川が、左足を振り抜くが目の前のDFにブロックされ、2点目とはならなかった。79分、後半に入っても攻撃の糸口を掴めないフランクフルトは3枚目の交代カードで、マルク・シュテンデラに代えて乾を投入した。
ドルトムントは85分、香川が高い位置でボールを奪うと、ロイスが右サイドを走り上がっていたムヒタリアンにパス。エリア内右に抜けだしたムヒタリアンがシュートを放つも、枠をとらえられなかった。
試合はこのまま終了し、ドルトムントがホームでフランクフルトに2-0の勝利を収めた。ドルトムントはリーグ戦2連勝。フランクフルトは5試合勝利なしとなった。なお、香川と長谷部がフル出場を果たし、乾は79分から途中出場した。
ドルトムントは次節、5月2日にホッフェンハイムと、フランクフルトは同日にブレーメンと対戦する。
【得点者】
1-0 24分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
2-0 32分 香川真司(ドルトムント)