バイエルン戦に先発フル出場した原口 [写真]=Getty Images for FC Bayern
ブンデスリーガ第30節が25日に行なわれ、MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンはバイエルンと対戦し、0-1で敗れた。試合後、先発フル出場を果たした原口が記者団の取材に応えている。
王者バイエルンを相手に1点差の敗戦となったが、原口は試合を振り返り「いい勉強になりましたね。こんなにボール持たれる試合も経験したことないし、これだけ守備に回る試合もなかなか無いので、そういう意味ではこういう厳しい試合を経験できて良かったなと思います」と、圧倒的なボールポゼッション率を誇るバイエルンとの対戦が、いい経験になったと述べた。
一方で、最後まで粘りながらもラスト10分で失点し、敗れたことについては「勝ち点1が取れても良かったかなとは思いますけど、ああやって勝ち切るところがドイツで1番強いチームらしさですね」と語り、厳しい試合でもしっかりと勝ちを拾う王者らしさを見せつけられる格好となった。
相手の高いDFラインを狙い、決定機を迎える場面もあったが、それについては「決めないと勝てないですよね」と一言。走行距離もチームでは一番長かったが、「結構『良く頑張った』みたいな雰囲気だけど、僕はちょっと悔しいんで、こういうチームに勝ち点取れるというか、アシストなり攻撃で結果を出せるようになるのが目標なので、もう少しかなと思います」と、チームを敗戦から救えなかったことが悔しかった様子。
対戦相手については「今日はいつもの相手よりも(マリオ・)ゲッツェとか(ミッチェル・)ヴァイザーとか若い選手、自分よりも年下の選手だったのにも関わらず、クオリティを感じたので。年下なんで負けちゃいけないし、まぁ途中まで負けてなかったなと思うんですけど、結局ヴァイザーにやられたので、悔しいです」と、同年代のドイツ代表MFマリオ・ゲッツェやMFミッチェル・ヴァイザーから刺激を受けたようだ。
最後に「悔しいけど、下を向いていても意味がないので。また試合を見直したりして反省してここから、チームに結果を残せるようにしていきたいなと思います」と、今後に向けて意気込みを語っている。
次節、ヘルタ・ベルリンは、ボルシアMGをホームに迎える。