ボルシアMGを応援するサポーター [写真]=Bongarts/Getty Images
ボルシアMGのファンが、ベルリンに住む20人の難民にヘルタ・ベルリン戦のチケットを贈った。FIFA(国際サッカー連盟)の公式サイト『FIFA.com』が30日付で伝えている。
ブンデスリーガで3位につけるボルシアMG。ベルリン市が難民を歓迎する印として、クラブ公式ファンクラブのメンバーである2人の市民が難民にチケットを贈り、クラブも難民とその子どもたちにチームのタオルマフラーと旗を贈った。
ベルリン市はこれまで多数の難民を受け入れており、この2人の市民は難民とその子どもたちが将来にわたって権利が保障され、ベルリン市に溶け込めることを願ってチケットを贈ったようだ。
「ベルリンに拠点を置くファンクラブの一員として、我々は難民たちが新しい土地で安定した生活と成功を得られることを欲している。この行為は、EUが難民をこれ以上受け入れるべきかどうかという政治的な問題というよりは、ドイツにすでに移り住んでいる難民たちに歓迎の意を表すべきかという市民の態度に関わっている」
「シリアやアフガニスタン、アフリカからの難民との良好な関係を実現することで、ボルシアMGのファンがベルリンに拠点を置くクラブの模範となりたいと願っている」