ヴォルフスブルク戦に先発出場した清武(中央)[写真]=Boris Streubel/Getty Images)
ドイツの地元メディアは、ブンデスリーガ第31節における日本人選手の採点と寸評を発表した。
日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンは、敵地でアウクスブルクと対戦。試合は0-0のスコアレスドローに終わった。先発フル出場を果たした大迫だが、得点を決めることは出来ずに採点も伸び悩んだ。また途中出場の長澤は採点不可となっている。
2位ヴォルフスブルクと対戦した日本代表MF清武弘嗣と同DF酒井宏樹が所属するハノーファーは2点を先行されながら、粘りを見せて2-2のドローに持ち込んだ。先発フル出場を果たし、チャンスを作り出した清武に対しては「ハノーファーの勇敢な戦いぶりに大きく貢献した」との評価が与えられた。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
■大迫勇也(ケルン)
対アウクスブルク戦(0-0△)フル出場
『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:4
寸評:全くといっていいほど競り合いに勝てず、守備の負担を殆ど減らすことができなかった。もっとも、有効なパスを受けることも滅多になかったが。
『EXPRESS』
採点:5
寸評:ここ最近のような、納得のいくプレーではなかった。
■清武弘嗣(ハノーファー)
対ヴォルフスブルク戦(2-2△)フル出場
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:清武の姿を見ることは多くなかったが、シュートのお膳立てを6本マークし、ハノーファーの勇敢な戦いぶりに大きく貢献した。不運な競り合いもあったが、その代わり、正確なパスが光っていた。試合を決めるような個人技はなかったが、元ニュルンベルガーの堅実なパフォーマンスだった。
■酒井宏樹(ハノーファー)
対ヴォルフスブルク戦(2-2△)フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:慣れない右サイドハーフながら、酒井は5分にホセルへ驚くほど精度の高いクロスを供給。その代わり、先制を許した後は相手エリア内で酒井の姿は全く見えず。その結果、ミヒャエル・フロンツェック監督は後半、マヌエル・シュミーデバッハにとってやりやすくするように酒井を一列下げた。しかし、リカルド・ロドリゲス相手に苦戦した。