ボルシアMG戦に先発出場した原口(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第31節が3日に行われ、MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとボルシアMGが対戦した。原口は先発出場、細貝はベンチ外となっている。
前節、バイエルンに敗れて8試合ぶりの黒星となったヘルタ・ベルリン。しかし、今節対戦するボルシアMGは10戦無敗を継続しており、好調なチーム同士の対決となった。
最初に試合を動かしたのはボルシアMG。11分、ヘルタ・ベルリン陣内のでパスミスを奪うと、ラファエウがペナルティエリア左に進入。ラファエウが中央に折り返すと、マックス・クルーゼがこれを押しこみ、ラッキーな形でボルシアMGが先制した。
しかし直後の13分、ヘルタ・ベルリンは左サイドの原口がドリブルで持ち上がり、絶妙なクロス。これをサロモン・カルーがヘディングで合わせた。クロスバーとポストに連続で当たって跳ね返ったところを、ヴァレンティン・シュトッカーが押し込んで、すぐさまヘルタ・ベルリンが同点に追いついた。
ヘルタ・ベルリンは、またしてもミスが起きる。43分、カルーが中途半端なバックパスを送ると、GKトーマス・クラフトがダイレクトで蹴ったボールがファビアン・ジョンソンに渡ってしまう。ジョンソンが中央へパスを出すと、グラニト・ジャカがキーパーと一対一となったが、シュートは枠外に外れてしまい、得点は決まらなかった。このまま1-1で前半が終了する。
後半もボルシアMGがボールを支配し、終始攻めこむ展開となる。57分、クルーゼの縦パスに反応したジョンソンがキーパーと一対一となるが、Gkクラフトが身体を張ってセーブ。続く63分、クルーゼが左足で強烈なミドルシュートを放ったが、ゴール右に外れてしまう。
猛攻を耐えたヘルタ・ベルリンにもチャンス。74分、マルセル・ヌジェングのスルーパスからシュトッカーがペナルティエリア右に抜け出し、GKと一対一になる。角度のないところからシュートを放ったが、GKヤン・ゾマーがなんとか弾き出した。
ここまでなんとか耐えてきたヘルタ・ベルリンだったが、遂に得点を許す。85分、ペナルティエリア右でジョンソンからパスを受けた途中出場のイブラヒマ・トラオレがボールを持つと、中央へ切り込み左足シュート。ボールはカーブがかかりながらゴール左下に決まり、ボルシアMGが勝ち越しに成功した。
このまま試合終了のホイッスルを迎え、ボルシアMGが2-1でヘルタ・ベルリンを下した。なお、原口はフル出場を果たしている。
次節、ヘルタ・ベルリンは敵地で日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと対戦する。
【スコア】
ヘルタ・ベルリン 1-2 ボルシアMG
【得点者】
0-1 11分 マックス・クルーゼ(ボルシアMG)
1-1 13分 ヴァレンティン・シュトッカー(ヘルタ・ベルリン)
1-2 85分 イブラヒマ・トラオレ(ボルシアMG)