マインツ戦での先制点を喜ぶシュトゥットガルトの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が9日に行われ、日本代表DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトと、同代表FW岡崎慎司の所属するマインツが対戦した。
ここ3試合勝利がなく最下位を抜け出せないシュトゥットガルト。勝ち点は「27」で、降格圏外の16位パーダーボルンとは勝ち点差が「4」となっている。一方のマインツは、前節にハンブルガーSV戦で敗戦し連勝が2でストップ。勝ち点は「37」で10位につけている。岡崎は先発出場。酒井はベンチスタートとなった。
前半はホームのシュトゥットガルトが攻勢に出る。5分、左サイドからの速いグラウンダーの折り返しに、ニアサイドに飛び込んだダニエル・ディダヴィが合わせるも、枠をとらえることはできなかった。シュトゥットガルトが最もゴールに迫ったのは35分。ディダヴィがエリア手前から左足を振り抜くと、シュートは左ポストに直撃し、惜しくもゴールとはならなかった。前半はそのままスコアレスで折り返す。
後半に入って66分に試合が動く。敵陣中央でパスを受けたディダヴィが、距離はあるものの思い切り良く左足を振り抜く。シュートはゴールの目の前で落ちて、相手GKはわずかに触るも、そのまま枠の左隅に吸い込まれ、シュトゥットガルトが先制に成功した。
追いつきたいマインツは68分、エリア前中央で獲得したFKから、ヨハネス・ガイスが直接狙うも枠をとらえられない。シュトゥットガルトは70分に、左サイドからのクロスにダニエル・ギンチェクが頭で合わせるが、枠の右に外れた。
シュトゥットガルトは79分、GKスヴェン・ウルライヒからのボールを繋ぎ、エリア内右に抜けだしたマーティン・ハルニックがマイナスの折り返しを入れる。そのボールを中央へ走り込んできたフィリップ・コスティッチが豪快に蹴りこんでネットを揺らした。
試合はこのまま終了し、シュトゥットガルトが2-0で4試合ぶりに勝利。マインツは前節に続く敗戦で2連敗となった。
シュトゥットガルトは次節、16日にハンブルガーSVと、マインツは同日に日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンと対戦する。
【得点者】
1-0 65分 ダニエル・ディダヴィ(シュトゥットガルト)
2-0 79分 フィリップ・コスティッチ(シュトゥットガルト)