得点を喜ぶシュティンドル(中央)と清武(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が9日に行なわれ、日本代表MF清武弘嗣と同DF酒井宏樹が所属するハノーファーとブレーメンが対戦した。清武、酒井ともに先発出場している。
前節、2位のヴォルフスブルクと引き分ける健闘を見せたものの15試合連続未勝利となり、下位クラブが軒並み勝利したため降格圏の17位に順位を落としたハノーファー。リーグ戦も残り3試合となり、勝ち点を落とせない試合が続く。
17分、カウンターから抜けだしたジミー・ブリアンがキーパーと一対一となるが、シュートはゴール左に外れる。
21分、左サイドでFKを獲得すると、清武のクロスは一度クリアされてしまう。しかし、後方から再びロングボールが送られると、ゴール前のブリアンが頭で落とし、これを受けたラース・シュティンドルがゴール右に流し込みゴール。ホームのハノーファーが先にスコアを動かした。
その後も積極的に攻めるハノーファー。33分、再び左サイドで清武のFK。クロスボールをマルセロが頭ですらし、クリスティアン・シュルツがスライディングで飛び込んだが、得点には至らなかった。このまま1-0でハノーファーがリードして前半を折り返す。
69分、ブレーメンにもチャンスが生まれる。右サイドからフィン・バルテルスがクロスを上げ、フランコ・ディ・サントが頭で合わせたが、ここは枠を外れた。
ここまでなんとかリードを保ってきたハノーファーだったが、遂にゴールを割られてしまう。78分、ブレーメンがペナルティエリア手前右の位置でFKを獲得。キッカーのズラトコ・ユヌゾヴィッチがゴール右上に蹴りこみ、同点に追いついた。
このまま試合は終了のホイッスルを迎え、1-1の引き分けに終わった。ハノーファーは16試合連続の未勝利となり、残留に向けて黄色信号が点灯している。
次節、ハノーファーは敵地でアウクスブルクと対戦する。
【スコア】
ハノーファー 1-1 ブレーメン
1-0 21分 ラース・シュティンドル(ハノーファー)
1-1 78分 ズラトコ・ユヌゾヴィッチ(ブレーメン)