ホッフェンハイム戦に出場した長谷部(中央) [写真=]Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が9日に行われ、日本代表MF長谷部誠と同MF乾貴士が所属するフランクフルトとホッフェンハイムが対戦した。長谷部は先発出場、乾はベンチスタートとなっている。
前節、ブレーメンに敗れ2連敗となったフランクフルトは、6試合未勝利と調子を落としている。降格圏のハノーファーとは勝ち点差6にまで近づいており、ここで勝利を挙げて残留を確実なものにしたいところだ。
最初に好機を迎えたのはフランクフルト。12分、右サイドから攻めこむと、シュテファン・アイグナーとハリス・セフェロヴィッチがペナルティエリア右でパスを交換し、最後はリターンを受けたセフェロヴィッチが右足シュート。しかし、ボールは右サイドネットに外れてしまう。
続く18分、アイグナーがペナルティエリア手前右で倒されてFKを獲得する。これをキッカーのバスティアン・オツィプカがゴール左に蹴りこみ、フランクフルトが先制に成功する。
さらに27分、カウンターからセフェロヴィッチがドリブルで持ち上がり、そのままキーパーと一対一となる。これを冷静に流し込み、フランクフルトが2点のリードを手に入れた。
勢いが止まらないフランクフルト。34分、右CKをショートコーナーで繋ぐと、クロスボールに飛び込んだのはティモシー・チャンドラー。ヘディングシュートがゴール左に決まり、フランクフルトが前半だけで3点差をつけた。
ヨーロッパリーグ出場権獲得のためにも負けられないホッフェンハイムは、ハーフタイムに交代枠3枚を使い切り、反撃を目指す。
すると後半立ち上がりの51分、ホッフェンハイムがペナルティエリアほぼ正面の位置でFKを獲得する。ケヴィン・フォラントが左足シュートを狙うと、壁を越えたボールはゴール左に決まり、ホッフェンハイムが1点を返した。
71分、やや押され始めたフランクフルトは、先制点を挙げたアイグナーを下げてコンスタン・ジャクパを投入する。続く84分にはマルク・シュテンドラに代えて乾を投入し、流れを変えにかかる。
直後の85分、カウンターから抜け出した乾がドリブルでペナルティエリアに進入して決定機を迎えたが、切り返して右足で放ったシュートは枠を外れてしまう。
このまま試合は終了し、フランクフルトが3-1でホッフェンハイムを下している。これで勝ち点を39に伸ばしたフランクフルトは、17位のハノーファーが引き分けたため残留決まった。なお、長谷部はフル出場、乾は84分から出場している。
次節、フランクフルトは敵地でMF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと対戦する。
【得点者】
1-0 18分 バスティアン・オツィプカ(フランクフルト)
2-0 27分 ハリス・セフェロヴィッチ(フランクフルト)
3-0 34分 ティモシー・チャンドラー(フランクフルト)
3-1 51分 ケヴィン・フォラント(ホッフェンハイム)