ヘルタ戦に出場した香川真司(左)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が9日に行われ、日本代表FW香川真司が所属するドルトムントは、MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと対戦し、2-0で勝利した。
ドルトムントは9分にセットプレーから先制点を奪うと、後半開始直後にDFエリック・ドゥルムがペナルティエリア内右から左足シュートを放ち、追加点を決めた。相手の攻撃をほとんど寄せ付けず、完封勝利を収めた。
地元メディアは、同試合に出場した選手の採点と寸評を発表。先発出場した香川に、各メディアは厳しめの評価を付けた。
『Westdeutsche Allgemeine』
採点:4(最高点1、最低点6)
寸評:ファビアン・ルステンベルガーへの強力なプレスでカウンターのチャンスを作り、ほんの少しの時間、ユルゲン・クロップ監督をうっとりとさせた。もっとも、カウンターチャンスでボールを持ち過ぎて自分でシュートを打った結果、ゴールを大きく外してしまった62分のプレーのように、攻撃での努力の多くは実らなかった。終盤の、香川にとって最大のチャンスでも、ゴール前フリーの位置から相手GKにシュートを放ってしまった(83分)。
『Ruhr Nachrichten』
採点:4
寸評:ボールの扱いに苦戦することが2、3度見受けられた。ヘルタ・ベルリンのディフェンスライン間の狭いスペースでは、常に上手くプレーというわけにはいかず。いつものような、試合の中での効果的な動きは全くできていなかった。
『Revier Sport』
採点:4
寸評:序盤は非常に積極的で、クリエイティブな試合の組み立てに奮闘した。だが、その後は引き下がってしまい、中途半端なプレーが1度あっただけだった。1時間が経過したところで勇敢さを取り戻したが、シュートはゴールのはるか上を行ってしまった。83分、チーム3点目を決めておかなければならなかったが、GKトーマス・クラフトを前に、至近距離からのシュートは失敗した。