30日にベルリンで行われるDFBポカール決勝、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとヴォルフスブルクの対戦で、昨年夏のブラジル・ワールドカップでも使用されたゴール判定システムが導入される見通しとなった。11日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
同紙によると、ドイツのプロサッカー界で『ホークアイ』と呼ばれるゴール判定システムが使用されるのは史上初。ドイツサッカー連盟(DFB)のヘルムート・ザンドロック事務総長は「歴史的な試合になるだろう」とコメントしているという。
昨年のDFBポカール決勝ではドルトムントがバイエルンと対戦し、64分にドイツ代表DFマッツ・フンメルスの放ったヘディングシュートがゴールラインを割っていたかどうかについて、激しい議論が沸き起こっていた。(※判定はノーゴール)
またこの試合を担当する審判団もすでに決定しており、ブラジルW杯でも笛を吹いたフェリックス・ブリーヒ氏が主審を担当する予定だという。DFBポカール決勝デビューを果たすことになる同氏は「(主審を任されたと)聞いた時は、とても嬉しかった。これまで何回か観覧席で決勝を見てきたが、今回はピッチの上であの素晴らしい雰囲気を味わうことができる。本当に楽しみだ」と話している。