フランクフルト戦にフル出場した原口 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第33節が16日に行われ、ドイツの各地元メデイアは出場選手の採点と寸評を発表した。
1部2部入れ替え戦圏内の16位に沈むハノーファーは、6位のアウクスブルクと対戦。先発出場した日本代表MF清武弘嗣は、先制点の起点となるパスを出し、17試合ぶりの勝利に貢献した。一方、同じく先発出場した同DF酒井宏樹は、30分にPKを献上。さらに77分には2枚目の警告を受けて退場している。
降格の可能性が残されているヘルタ・ベルリンは、ホームで日本代表MF長谷部誠と同MF乾貴士が所属するフランクフルトと対戦。しかし、ヘルタ・ベルリンは再三の決定機を決めることが出来ず、スコアレスドローに終わった。原口は先発フル出場したが、80分には決定的なシュートを外してしまった。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり。(最高点1、最低点6)
■清武弘嗣(ハノーファー)
対アウクスブルク戦(2-1○)先発出場、79分交代
『Hannoversche Allgemeine』
採点:3
寸評:いくつか大胆なアクションもあったが、もったいないことに間を取りすぎた。才能があるのだから、試合の中でもっと決定的なことをしなければならない。
■酒井宏樹(ハノーファー)
対アウクスブルク戦(2-1○)先発出場、77分退場
『Hannoversche Allgemeine』
採点:5.5
寸評:ハノーファー4バックの弱点。まずいプレーでアウクスブルクの左SBアブドゥル・ラフマン・ババにPKを献上したことで、チームは1-1の同点に追いつかれた。66分には明らかなハンドが見逃され、2つ目のPKを取られなかったのはラッキーだった。しかし、77分にファウルで2枚目の警告を受けて退場。
■大迫勇也(ケルン)
対マインツ戦(0-2●)先発フル出場
『EXPRESS』
採点:4
寸評:脅威を与える全てのアクションに絡んだが、マインツGKロリス・カリウスの前に決められなかった。ゴールネットを揺らし時には、わずかにオフサイドだった。
『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:3
寸評:いい形でシュートまで持っていったが、もたついたり、集中力を切らしてそれらをフイにしてしまった。難しい角度からのシュートは決まらず。
■長澤和輝(ケルン)
対マインツ戦(0-2●)先発出場、55分交代
『EXPRESS』
採点:5
寸評:攻撃陣の中では1番目立たず。
『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:3
寸評:左サイドでほとんど消えていた。その後、右サイドのマルセル・リッセとチェンジすると中央からの突破が増え、うまく行くようになった。55分、ドゥシャン・スヴェントと交代。
■原口元気(ヘルタ・ベルリン)
対フランクフルト戦(0-0△)先発フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:右サイドで多くを試みたが、それが成功することは少なかった。原口の攻撃には、必要な最後まで突破する力が欠けていることが多い。終了10分前、マッチウィナーになるチャンスが訪れたが、14メートルからのシュートは決まらず。