バイエルンに所属するドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、2014年ヨーロッパ最優秀スポーツ選手と2014年世界最優秀スポーツ選手に選出された。20日、クラブ公式サイトが伝えている。
2つの賞は、ヨーロッパスポーツジャーナリスト連盟(UEPS)と国際スポーツジャーナリスト連盟(AIPS)からそれぞれ選出されるもので、スポーツジャーナリストの投票によって決定する。
ドイツスポーツジャーナリスト連盟のハンス・ヨアヒム・ツウィングマン氏は、「両連盟が同じ人物を選出するというのは非常に珍しいことだ」と話し、「マヌエルほどこの賞にふさわしい人物はいないよ。世界のスポーツジャーナリストたちは正しい選択をしたね」と、ノイアーを称えた。
UEPSの会長を務めるヤニス・ダラス氏も、「何も疑問はない。ブラジルでの彼の活躍は素晴らしかった。マヌエルが受賞したのは、そのパフォーマンス、フェアプレー、ピッチでの貢献、そして素晴らしいメディア対応の証だ」と、ブラジル・ワールドカップでの活躍など同選手の受賞理由を語った。
ノイアーは受賞を喜びつつも、「チームメートなしではありえなかったことだろう」と、バイエルンやドイツ代表の仲間に感謝を示した。
UEPSにより1983年に創設されたヨーロッパ最優秀スポーツ選手賞だが、サッカー選手で受賞経験があるのは、ミシェル・プラティニ氏(1984年)とローター・マテウス氏(1990年)の2人のみで、同選手は史上3人目となった。
今回ノイアーは、ロジャー・フェデラー、ノヴァク・ジョコヴィッチというテニス界のスーパースター2人を抑えてヨーロッパ最優秀スポーツ選手に輝き、世界最優秀スポーツ選手においても、レアル・マドリード所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドらを抑えての受賞を果たしている。