レヴァークーゼン戦に先発出場した長谷部 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ最終節が23日に行われ、日本代表MF長谷部誠と同MF乾貴士が所属するフランクフルトとレヴァークーゼンが対戦した。
すでに残留を決めているフランクフルト。前節はFW原口元気とMF細貝萌が所属するヘルタ・ベルリンとスコアレスドローに終わった。ホームで迎える最終節では勝利を飾りたいところだ。
開始早々の4分、フランクフルトがカウンターから攻めこむと、中央のマルコ・ルスが左サイドのハリス・セフェロヴィッチへパス。ペナルティエリア左に進入したセフェロヴィッチが左足でゴール右下に流し込み、フランクフルトが先制に成功する。
しかし、直後の6分、レヴァークーゼンがペナルティエリア手前でパスを受けたカリム・ベララビが強烈なミドルシュート。これがゴール左上に決まり、レヴァークーゼンがすぐさま同点に追いついた。
続く8分、ゴール前に抜けだしたユリアン・ブラントが右足で流しこむようにシュートを放ったが、ボールは惜しくもポストに弾かれてしまい、逆転とはならなかった。
その後もレヴァークーゼンが押し気味に試合を進めていたが、フランクフルトがワンチャンスをものにする。39分、右CKのこぼれ球をアレクサンダー・マドルンクがゴール右上に蹴りこみ、勝ち越しに成功。このままフランクフルトが2-1でリードして前半を折り返す。
後半立ち上がりの55分、レヴァークーゼンが右CKを獲得。キッカーのハカン・チャルハノールがクロスを上げたが、ここは長谷部が体を張って相手にシュートを打たせなかった。
追い付きたいレヴァークーゼンは、59分にブラントを下げてゴンサロ・カストロを、67分にシュテファン・キースリンクを下げてヨシップ・ドゥルミッチを投入する。
このまま試合は終了し、2-1でレヴァークーゼンを下したフランクフルトがホーム最終戦を勝利で飾った。この結果、フランクフルトは9位でシーズンを終えている。なお、長谷部はフル出場、乾に出場機会はなかった。
【得点者】
1-0 4分 ハリス・セフェロヴィッチ(フランクフルト)
1-1 6分 カリム・ベララビ(レヴァークーゼン)
2-1 39分 アレクサンダー・マドルンク(フランクフルト)