シーズン途中からシャルケを率いていたディ・マッテオ監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表DF内田篤人が所属するシャルケのロベルト・ディ・マッテオ監督がクラブとの契約解消で合意に至ったと、ドイツ誌『キッカー』が25日に報じた。
ディ・マッテオ監督は、昨年の10月にシーズン途中で解任されたイェンス・ケラー前監督の後任として、2017年までの契約でシャルケの指揮官に就任していた。
その後、シャルケは今シーズンのクラブ最高位である3位に浮上するも、終盤に失速。シーズン最後の10試合では2勝4分4敗で、最終節も残留争いをするハンブルガーSVに0-2で敗戦していた。今シーズンは6位で終えて、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃したが、なんとかヨーロッパリーグ出場権は確保している。
11日にはMFケヴィン・プリンス・ボアテングとMFシドニー・サムを解雇したシャルケ。不調のままシーズンを終えたため、ディ・マッテオ監督の解任に踏み切った模様となった。
ディ・マッテオ監督は、1970年生まれの44歳。スイス出身で、現役時代はラツィオやチェルシーなどでプレーした。イタリア代表としても活躍し、1998年のフランス・ワールドカップにも出場。引退後は指導者に転身し、イングランドのミルトン・キーンズ・ドンズやウェスト・ブロムウィッチを率いた後、2011年からはチェルシーで助監督を務めた。以後、チェルシーで暫定監督となり、2012年6月から11月までは監督も務めた。