DFBポカール決勝でフル出場したドルトムントMF香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
DFBポカール決勝が30日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントはヴォルフスブルクに、1-3で敗れ優勝を逃した。
ドイツ紙は、同試合に出場した選手の採点(最高点1、最低点6)と寸評を発表。『Westdeutsche Allgemeine』紙と『Ruhr Nachrichten』紙は、開始5分の先制点をアシストし、フル出場も果たした香川に、それぞれチーム最高点をつけている。
■『Westdeutsche Allgemeine』紙
採点:2
寸評:「いつものように、ボールに対して根気よくプャーをかけ、この時間帯には珍しくボールを持っても力強かった。オーバメヤンの先制点をアシストすると(5分)、再び精確なパスでロイスの1000パーセントのチャンス(18分)、オーバメヤンの好機(43分)を演出した。自身のシュートでは運がなく、ロイスの横パスに完全にタイミングを合わすことができず、ボールはゴールのほんのごくわずか脇を転がって行った(50分)」
■『Ruhr Nachrichten』紙
採点:2.5
寸評:「数週間前、香川は精神的に疲れていることを認めていた。だが、プレーからはそのことをあまり感じさせずにいた。クロップ監督の愛弟子は、シーズンが終わり近づけば近づくほど、調子を上げていった。ヴォルフスブルクとの決勝では、わすか5分で、コンディションが上がっていることを証明した。とてつもなくクレバーで、そして正確なパスでペナルティーエリア内のオーバメヤンに御膳立てし、ドルトムントの先制点につなげた。その後も積極的に動き、トリッキーなプレーもしたが、それが報われることはなかった。自身にとって最高のチャンスでは、限りなくギリギリのところでシュートを外してしまった(50分)。80分のシュートはGKベナーリオに技を見せつけられた」
■『Revier Sport』紙
採点:3-
寸評:「5分に上手いクロスでオーバメヤンの先制点をアシスト。18分には、ロイスのビッグチャンスも御膳立てした。50分のシュートは、わずかにゴールをそれて1点差に詰め寄ることができず。ドルトムントの中ではいい動きをした1人」