マインツに所属する日本代表FW岡崎慎司 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ。同リーグの公式サイトは、今シーズンの「シュート数」「走行距離」「競り合い勝率」など、さまざまな部門のトップ10を発表した。
マインツ所属の日本代表FW岡崎慎司が、「スプリント数」で1060回、「被ファウル回数」で77回をマークし、それぞれの部門で堂々の3位にランクイン。また、ハノーファー所属のMF清武弘嗣も、「シュートアシスト数」で84本の6位にランクインした。
今シーズン、岡崎はチーム最多、ブンデスリーガ全体では11位となる12ゴールをマーク。ドイツのメディアによる試合採点では、ゴールなしでも高得点をもらうことが多い岡崎。数字に表れない“相手DFを嫌がらせるガッツや粘り”、“自身を犠牲にして、まわりを生かすための汗かき”、“守備サポート”を高く評価されているからで、今回の結果は、そうした岡崎の持ち味を数字で証明するかたちとなった。
岡崎は、「点取りコンビによるスコアポイント」部門では、ユヌス・マッリと合わせて25ポイント(18ゴール、7アシスト)をマークし、10位にランクインした。なお、「スプリント数」の1位は、FWピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)の1162回、「被ファウル回数」のトップはFWシュテファン・キースリング(レヴァークーゼン)の107回だった。
セットプレーの名手として、ハノーファーではコーナキック、フリーキックを任されている清武は、84本のシュートアシストをマーク。ただ、実際にゴールまでつながったのは、わずか5本にとどまった。チームの得点力がもう少し高ければ、ハノーファーが残留争いに苦しむことも少なかったかもしれない。
同部門のトップは、124本のシュートアシストをマークしたMFケヴィン・デ・ブライネ(ヴォルフスブルク)。今シーズン、ゴールアシスト21をマークし、ブンデスリーガ新記録を樹立した同選手は、「総出場時間」でも4位に入り(3052分)、タフネスぶりも発揮している。
その他の部門では、ボルシアMG所属のDFマーティン・シュトランツルが191センチ83キロの屈強な体を武器に、「ヘディングの勝率」と「競り合いの勝率」の2冠を達成。「パス成功率」では、1位のDFホルガー・バトシュトゥバー(93.83パーセント)を筆頭に、バイエルンの選手9人がベスト10入り。バイエルンの圧倒的なゲーム支配が数字で裏付けしている。
また、ドルトムント入りが噂されるマインツのMFヨハネス・ガイスが、「シュートアシスト数」100本で3位、「出場時間数」2970分で5位に入り、2部門でトップ10入りした。