カールスルーエに所属するMF山田大記 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ昇降格プレーオフのセカンドレグが1日に行われ、MF山田大記の所属するカールスルーエとハンブルガーSVが対戦。延長戦の末ハンブルガーSVが2-1で勝利を収め2戦合計3-2とし、1部残留を果たした。
ファーストレグを1-1で終えアドパンテージを得ていたカールスルーエは、78分に先制ゴールを挙げ優位に立つ。しかし終了間際に劇的な同点弾を浴びると、延長戦で逆転を許し惜しくも昇格を逃している。
この試合に先発出場し、72分までプレーした山田は試合後、「これがサッカーですね。しっかり戦った結果なので受け入れるほかない。(1部に)上がれないという事実はすごく残念だけど、1年間全力を尽くしたので悔いはないです」と落胆をみせながらも悔いはないと話した。
また、「この試合に限らず1年を通して、力不足を感じました。2位で終われてたら自動昇格できたので、そういうチャンスを自分たちで勝ち取れなかった。ただ個人の中では、こっちに来て1年間終えて、もっともっとやれる、1部でもやれるっていう手応えはあるので、この経験をこれからにぶつけられるようにしたいです」とシーズンを振り返り、今後に向けた自信をのぞかせている。
試合後にはピッチに倒れこむ仲間に声をかけて起こしていた山田。その場面について「最初から暖かく迎えてもらったし、シーズン後半戦では点が取れない中でも使い続けてもらえた。チームの中心っていうよりは感謝の気持ち、1年間ありがとうっていう気持ちでしたね」と、チームメートに対する感謝を伝えたかったと話した。
最後に自身の去就について、「オファーありきの話ですからね。無いと思います、言われてないから。もちろんここに来たときは、1年で1部に上がれなければ、個人的にどっかに引き抜いてもらって、カールスルーエにお金を置いていくことで恩返しができると思ってましたけど。やっぱりオファーありきの話ですね。チームとの話し合いも必要なので」と、現状はオファーがないということを明かしている。