ベルギー代表を率いるヴィルモッツ監督 [写真]=Getty Images
12日、DF内田篤人所属のシャルケが、辞任したロベルト・ディ・マッテオ前監督の後任として、昨シーズンから2シーズンにわたりパーダーボルンを指揮していたアンドレ・ブライテンライター氏と契約を結んだことを発表した。
しかしこの突然のニュースは、ベルギー代表マルク・ヴィルモッツ監督の気分を害したようだ。
前監督辞任の直後にシャルケのホルスト・ヘルトSDから電話を受けており、同クラブ新指揮官就任の噂も絶えなかった同監督は、ドイツ紙『ビルト』によると、発表の数時間前にシャルケから断りの連絡を受けていたという。
するとヴィルモッツ監督はドイツ誌『キッカー』に対し、「我々が(ウェールズ代表との)ユーロ予選という大事な試合に臨もうとしているのに、その数時間前にこんなニュースをまき散らすなんて、常軌を逸している」と怒りを見せ、「ここではっきりしておこう。私はここベルギーで非常にビッグなチームを指揮している。私のところに来たのはシャルケのほうだ。私は一度たりとも、仕事をもらえるかどうかを彼らに質問したことはない。よって『私に断りを入れる』と人々が考えるのが、そもそも悪い冗談だ」とコメントした。
ただし、普段からシャルケを“第2の故郷”と公言し、同クラブを愛してやまないからこその激怒だったようで、ヴィルモッツ監督はさらにこう付け加えている。