負傷した清武の代役は獲得しないことを明言したフロンツェク監督 [写真]=Getty Images
日本代表の合宿中に右足を骨折したことが分かったMF清武弘嗣について、所属のハノーファーは、同選手のポジションを補強せずに復帰を待つ方針であることを明らかにした。
ハノーファーは、日本代表の医療スタッフとの話し合いの結果、手術は日本で行うことと、数週間の離脱になることを公表しているが、ミヒャエル・フロンツェク監督は『キッカー』誌に対し、「彼のポジションで(補強に)動くことはない。チームには、負傷から復帰するセバスチャン・エルンストという、その(清武の)ポジションがこなせる穴埋め候補もいる」と述べた。
同誌は、フロンツェク監督が清武をゲームメーカーとする4-4-2を構想していることにも触れ、同監督が清武の不在で「2トップ起用の4-4-2や4-3-3といった、別のフォーメーションも試す」ことも検討していると伝えている。
ハノーファーは最終節で残留が決定。新シーズンに向けてチームをスリム化しつつ、戦力補強を図っており、ドイツ代表DFオリヴァー・ゾルクのフライブルクからの獲得と、デンマーク代表MFレオン・アンドレアセンとの契約延長が発表されている。
フロンッェク監督は「次はスピードのあるサイドアタッカーを探す」と、補強ポイントを明言し、『キッカー』誌によると、シャルケに所属する日本代表DF内田篤人のチームメートである、ドイツ代表FWシドニー・サムがターゲットに挙がっている。
サムは、シャルケが深刻な不振に陥ったシーズン終盤から、その責任を追及されるかたちで、シーズン終了までチームからの追放処分を受けていた。