フランクフルト退団が噂される乾 [写真]=Getty Images
日本代表MF長谷部誠と乾貴士の所属するフランクフルトが、乾の移籍を容認する方向であることが明らかになった。
20日付の地元紙『Allgemeine Zeitung』が、「乾が新しいクラブを見つけるのであれば、フランクフルトはその道に石ころを置くようなことはしない。2012年にボーフムから145万ユーロ(約2億円)で加入した乾は、1年の契約延長オプションを行使したばかりだった」と、乾に退団の意志があれば、クラブ側はそれを認めると報じている。
マネージャーを務めるブルーノ・ヒュブナー氏は、同紙に対して「タカ(乾)は残留することも可能。彼はすばしっこく、そういう選手はチームに多くない」と語っており、決定権は乾自身にあることをうかがわせている。
フランクフルト3シーズン目となった今季、乾はリーグ戦27試合に出場して1ゴール、8アシストだった。フランクフルトは、来季からアルミン・フェー氏が監督に復帰することが決まっており、乾は同監督のもと、2012-2013シーズンからの2年間プレーしている。
同紙は、パリ・サンジェルマンと交渉中であることが明らかになっているGKケヴィン・トラップについて、相応の移籍金が提示されれば手放す意向であること、また、ともにレンタル移籍中のMFヤン・ローゼンタールとU-21チェコ代表FWヴァツラフ・カドレツの両選手もオファー次第で移籍を認めると伝えている。