マインツに所属する岡崎慎司 [写真]=Bongarts/Getty Images
マインツに所属する日本代表FW岡崎慎司がプレミアリーグのあるクラブと合意し、マインツにある自宅も引き払ったと報じた地元紙『Allgeimene Zeitung』は26日、続報として、岡崎の行き先がレスターであること、そしてマインツが後釜の獲得に乗り出したことを伝えている。
「(マインツの岡崎)自宅はもぬけの殻。段ボールもとっくにイングランドへと運ばれている。あとは契約の細部をつめるだけ」
岡崎退団の確たる根拠を挙げた同紙は、その行き先が「おそらくレスターになる」と報道。さらに、「このクラブは冬にも1200万ユーロ(約16億5800万円)のオファーを出したが、マインツのクリスチャン・ハイデルマネージャーは降格の危機に陥るのを避けるために、それを断った。しかし、岡崎の契約はあと1年しか残っておらず、財政的にも妥当という観点から今回はハイデルも移籍を了承した」と、マインツ側にも岡崎の移籍を容認する状況が整ったとしている。
岡崎の移籍金は1000万ユーロ(約13億8000万円)とみられ、『Stuttgarter Nachrichten』は、そのうちの10%が古巣のシュツットガルトに入ると報じている。
岡崎は、2013年にシュツットガルトから約150万ユーロ(約2億円)でマインツに移籍し、70試合に出場して29得点を挙げている。『Allgemeine Zeitung』によると、この数字により、岡崎はブンデスリーガ史上、最も高い得点率を残した日本人選手となった。
マインツは、U-21ドイツ代表のヨハネス・ガイスを1100万ユーロ(約15億2200万円)でシャルケに売却したばかり。岡崎の移籍金と合わせて、補強資金は潤沢にあることから、さっそく岡崎の後釜探しに着手したもようだ。
同紙は、ブレーメンのFW二ルス・ペーターゼンがリストアップされたとしている。同選手は、ウィンターブレイク中にレンタルでフライブルクに加入し、12試合で9ゴールをマークしている。(ブレーメン在籍の前半戦は7試合に出場して無得点)