等々力陸上競技場での前日練習に参加したギュンドアン
6日に来日した日本代表MF香川真司とMF丸岡満が所属するドルトムントが、翌日に控えた川崎フロンターレとの親善試合を前に、試合会場である等々力陸上競技場で公開練習を行った。練習後、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが記者団の取材に応えている。
ギュンドアンは2011年にドルトムントへ移籍して以来、香川と交友関係を築いている。なぜ仲良くなったかを問われると「来た時から友達になったんだ。当時同じアパートに住んでいた。一緒に練習に行って帰って。そのあと、一緒に食事に行ったりね。それ以来、ずっと頻繁にコンタクトをとっているよ。ピッチの上だけでなくピッチを離れても、相手が何を考えているのか、互いに理解できている」と述べ、お互いのことをよく理解出来ていることを明かした。また、香川との会話に用いる言語については「英語とドイツ語。残念ながら日本語はできないけどね。でも、だいたい英語かな。それとボディーランゲージが多いね」と答えている。
同日行われた公開練習には約5800人のファンが訪れた。これほどまでに多くのファンが来場したことについては「正直、こんなだとは思っていなかったね。日本に来れてうれしいよ。明日、川崎相手にいい試合をして、観客を楽しませて、いいパフォーマンスをしたいね」と意気込みを語っている。また、先発出場するかどうかについては「(トーマス・トゥヘル)監督に聞いてみないと分からないよね。ただ、どの選手も出場機会がもらえるんじゃないかな」と予想した。
ギュンドアンは1日にドルトムントとの契約を2017年6月末まで延長した。今後のドルトムントでの目標については「チームで出せるものをすべて出し切りたいね。昨シーズンは多くの問題があって、チームのポテンシャルを出せなかった。今シーズンはブンデスリーガでできるだけ上の方に行きたいね」と述べた。一方で、具体的な順位目標については「この段階では分からない。開幕戦を戦ってチームの完成度を見てみないと。この長いプレシーズンの準備をこなして、いい状態で迎えられれば、大きな役割を担えるはず」と語っている。