昨シーズンまでハンブルガーSVでプレーしていたヤンセン [写真]=Getty Images
元ドイツ代表DFマルセル・ヤンセンが現役引退を表明した。8日、ドイツ誌『キッカー』など複数メディアが報じている。
6月に契約満了をもってハンブルガーSVを退団していたヤンセンは、今月2日にツイッターで「これから今後についてプランしていく」と投稿していたが、29歳の若さで選手生活を終える決断をした。
同誌によると、金銭的に好条件な興味深いオファーがあったようだが、「別のクラブのエンブレムにキスすることはできない」という理由から引退を決意したという。
ヤンセンはプロデビューから2007年までをボルシアMGで過ごし、その後バイエルンへの移籍を経て2008年までハンブルガーSVでプレーしていた。そのハンブルガーSVではブンデスリーガ通算152試合に出場し20得点を記録している。ドイツ代表としては、2005年にデビューを果たすと、2006年のドイツ・ワールドカップのメンバーにも名を連ね、3位決定戦に出場した。
「ハンブルクでの7年間が、特に心に刻まれている」と話す同選手は、「このクラブ、この街との心のつながりが強すぎて別のクラブでプレーすることは想像できない」と、クラブへの愛着を語った。また、「これからはハンブルクで落ち着き、新規事業を始めたいと考えている。ファンとして、このスタジアムで選手達を熱く応援するよ」と、引退後について言及している。