マインツでプレーするパク・チュホ [写真]=Getty Images
日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツの韓国代表DFパク・チュホが、フランクフルト空港の税関で止められていたことが分かった。10日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
同紙によると5日の17時頃、ソウル発アシアナ航空541便で同空港ターミナル1に降り立ったパクは預け荷物を受け取り、税関への申告が不要な緑のゾーンを通って外へ出ようとしたところ、同職員に止められ抜き打ち検査を受けたという。そして目撃者の話では、同選手は腕時計のことを指摘され、職員とともに別室へ連れて行かれたようだ。
パクが身に付けていたものはスイスの高級時計メーカー『オーデマ・ピゲ』社のロイヤル・オーク・オフショア・ダイバーで、その価格は2万2000ユーロ(約300万円)。『ビルト』の取材に対し税関職員は「脱税の疑いで引き止めた。入国の際に申告がなく、すでに課税がなされている証明もできなかったためだ。おそらく罰金になるだろう」とコメントしており、数千ユーロの処罰が科される可能性もあるとのことだ。
これについてクラブとパクは「完全なる誤解」と話し、購入証明を提出するため後日、税関へ行かなければならないという。過去にもフランクフルト空港では、バイオリニスト堀米ゆず子氏や、フランクフルトに所属するMF乾貴士などが、脱税の疑いをかけられるという被害に遭っている。