シュトゥットガルトからハンブルガーSVに移籍した日本代表DF酒井高徳。ドイツでデビューを飾った時の指揮官でもあるブルーノ・ラッバディア監督からの熱いラブコールに応えて渡った新天地で、早くもチームに溶け込んでいるようだ。
地元紙『Morgen Post』は、12日のテレコム・カップでは、アウクスブルクとの決勝にフル出場し、優勝に貢献した酒井の「自分にとって初めてのタイトル。とてもうれしい」という喜びのコメントとともに、同選手がピッチ上だけでなく、ピッチ外でもすっかりチームになじんでいることを伝えている。
「もっとハードだと思っていた」と、余裕をもって消化しているキャンプでは、セレッソ大阪に在籍していた元セルビア代表DFゴイコ・カチャルと相部屋。「たまに日本語で話をすることもありますね。ゴイコの日本語はスーパーなんですよ!」と、楽しく生活している様子。
同紙は、「ゴイコとゴートクは、ハンブルクの新たな夢のコンビ」と、その相性の良さを伝え、「他のチームメートとも、ほどなくピッチ上で上手くいくことになるはず」と、酒井の新しい環境への適応に太鼓判を押している。
チームの一員としての自覚もすでに芽生えているようで、「HSVは残留争いを強いられており、まずはしっかり守ることが大事。テレコム・カップ準決勝のボルシアMG戦では、うまく守れていたが、攻撃はもっと良くしていかないと」。開幕を見据えて課題を挙げている。