新天地にマンUを選択したシュヴァインシュタイガー(右)[写真]=Man Utd via Getty Images
ドイツ代表主将でバイエルンの副キャプテンも務めていたMFバスティアン・シュヴァインシュタイガーをマンチェスター・Uに放出したことで、クラブ首脳陣がファンからの批判にさらされている。
ドイツ誌『スポーツビルト』が報じた内容によると、シュヴァインシュタイガーをバイエルンの“魂”であり“顔”だと考えていた同クラブのサポーターたちは、今回の同選手電撃移籍について、シュヴァインシュタイガーではなくそれを容認したジョゼップ・グアルディオラ監督や経営陣に激怒しており、11日に本拠地アリアンツ・アレーナでファンイベントが行われ、カール・ハインツ・ルンメニゲ社長がこれに言及した際には、スタジアムに集まったファンから一斉にブーイングが鳴らされたという。
また11日から12日にかけての夜にも、同クラブが事務所を構えるゼーベナー通りにファンが集結。「ペップとその奴隷KHR(カール・ハインツ・ルンメニゲ社長の略)よ、お前たちはクラブのアイデンティティを破壊している」というプラカードが掲げられ、抗議活動が行われた。
同クラブの元強化部長クリスティアン・ネルリンガー氏も、原因の大部分は指揮官や首脳陣にあると見ているようで、同氏はTV局『Sat.1』の番組に出演した際に、「もしグアルディオラが100パーセント、シュヴァインシュタイガーの後ろに立っていたのなら、この移籍は実現しなかっただろう」と話している。