今季からハンブルガーSVでプレーする酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVは18日、ビーレフェルト(2部)とのプレシーズンマッチを行い、0-2で敗れた。試合後、先発出場した酒井が記者団の取材に応じている。
新シーズンが始動し、8月15日にはリーグ戦が開幕する。この日は前半のみの出場となったが、現在のコンディションについては「90分を通してのコンディションは良くないなと思うんですけど、前半でやりきるってことでプレーしているんで、結構無理に行ったりとか守ったりとかいうのをしている。今はまだ(コンディションを)上げている状態かなと思いますね」とコメント。
続けて、試合感に関しては、試合を重ねなければ得られないと述べ、「スピードのところとか瞬発的に出る力、リアクションのところの動きっていうのはトレーニングだけじゃでてこない。今日の(相手の)レベル的には最近やった中で一番強かったんで、結果は良くなかったですけど、個人的にはこういうチームと試合できて良かったかなと思いますね。相手も良かったとは思えないですけど、テンポとか迫力っていうのをしっかり掴めたかなと思いますね」と、多少の手応えを感じているという。
酒井は今シーズン、シュトゥットガルトからハンブルガーSVへ移籍した。新チームに慣れたかとの問には「そうですね、慣れたというか、全然壁を作らないような人たちばかりなのですんなり入れたし、仲良くやれているっていうのはありますね」と、チームに好印象を抱いている様子。
移籍を決めた理由については「シュトゥットガルトには長くいたし、昨シーズンは出られない時期も続いたんで、自分の中で区切りをつけたいというか、気持ちの変化を求めたいというところもあったんで、ハンブルクからせっかくお話を頂いたんでそこに行こうかなと思った感じですね」と、環境を変えたいという思いが一番にあったという。
地元メディアから大きく取り上げられている酒井。こうした反応については「こうやって受け入れる姿勢っていうのが、オープンなところが個人的にはすごく嬉しいなって思います」と好意的に受け取っているようだ。
また、ドイツ語でのインタビューについては「いやいや、ドイツ語全然できないですよ、まだ。インタビューのところはギリギリで話していて、向こうが解釈してくれたところを上手く記事にしてくれているって感じなんで。まだまだしっかりしゃべれるようにならないとなって思いますね」と難しさを明かしたが、プレー面においては「聞くとかコミュニケーション取るところとかは問題ないですね」と、しっかりとコミュニケーションがとれていると述べている。
ハンブルガーSVは8月15日のブンデスリーガ開幕戦でバイエルンと対戦する。