ツアー先の中国でインタビューを受けるゲッツェ [写真]=Getty Images
現在プレシーズンツアーで中国を訪れているバイエルンのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが、自身の言葉が間違って報じられていることに激怒した。20日、ドイツ誌『ビルト』が伝えている。
同誌によると、北京滞在中にチームが宿泊していたホテルでインタビューに応じたゲッツェは「僕は中華料理が好きだ。特に寿司だね」と発言したとされ、それを中国メディア『新華社通信』が報道。このニュースは瞬く間に世界中へ広まり、同選手の祖国ドイツでもこれを聞いた一般人が「親愛なるマリオ、寿司は中国じゃなくて日本のものだよ」と揶揄するツイートなどが多く出回っていた。
しかし『ビルト』が真偽を確かめようと本人に取材したところ、同選手は「確かにその文章は言った。でも後半部分が欠けている」とコメント。「本当は『僕は中華料理が好きだ。特に寿司、つまり日本食、そしてアジアの料理全般もね』と話したんだ」と、事実が曲げられていることに憤慨しているそうだ。
なお、『新華社通信』は『ビルト』の取材に対しノーコメントを貫いているという。