ヘッドホンを着ける元シュトゥットガルトのトラオレ(写真は2014年2月のもの) [写真]=Bongarts/Getty Images
シュトゥットガルトのアレクサンダー・ツォルニガー新監督が選手たちに人前でヘッドホンを着けることを禁止した。ドイツ紙『ビルト』が報じている。
ツォルニガー監督はドイツ紙『ビルト』の取材に対し「選手はチームバスでヘッドホンを着けることはできる。でも人前ではダメだ。これは見た目の問題だね。161cmの選手が、頭位の大きさのヘッドホンを着けていればおかしいだろう」と語り、見た目が滑稽だということが理由だという。
続けて「別の理由としては、フットボールはチームスポーツなので、選手は一人で内に閉じこもってはいけない」と、選手たちに積極的にコミュニケーションを取るよう促した。
ツォルニガー監督はフーブ・ステフェンス前監督の後を継いで今シーズンから監督に就任した。昨シーズン、ステフェンス前監督は降格の危機にあったチームを練習中に「猿の群れ」と呼んで選手をやる気にさせたことで有名になった。
チームは監督の思惑通り奮起。ブンデスリーガの終盤戦で連勝を飾り、降格圏から脱することができた。もしかすると、ツォルニガー監督は、ヘッドホンを禁止することで、来シーズン、強力なヘッドスタートを切ろうとしているのかもしれない。