昨季終盤から苦しい状況が続く細貝 [写真]=Bongarts/Getty Images
ヘルタ・ベルリンの地元紙『Berliner Zeitung』は30日、MF細貝萌が再びかかとの炎症を起こし、当面戦列を離れることになると報じた。
細貝は昨シーズン終盤に、同じ症状で入院していたことが明らかになっており、パル・ダルダイ監督は「ハジメは再びかかとに炎症を起こしている。当面、離脱することになるだろう。腹立たしいことだが、どうしようもない」と話している。
アウクスブルク時代から細貝を指導してきたヨス・ルフカイ氏が今年2月に解任され、ダルダイ氏が新監督に就任すると、細貝の出場機会は激減。今月に入り、ドイツのメディアが移籍の可能性を報道している。
こうした状況を受け、同紙は「細貝は2013年にヨス・ルフカイに呼ばれてヘルタに加入。最初のシーズンは力強いパフォーマンスを見せたが、ダルダイ監督のもとでは全くといっていいほど、役割を与えられていない。それどころか、ポジション争いの序列でも若手のフロリアン・コールズに抜かれている。細貝は移籍も検討しており、ヘルタも応じる用意があるが、それも難しくなるだろう。加えて、新たな戦力を獲得する予定だ」と伝えた。
昨シーズンまでセカンドチーム(4部)を主戦場としていた20歳のコールズの下に甘んじるなど、細貝を取り巻く競争が一層厳しくなっている現状と、炎症の再発で移籍が暗礁に乗り上げる可能性を指摘している。