バイエルンの育成部で指導者として活躍したシュテファン [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンの名誉会長である元ドイツ代表のフランツ・ベッケンバウアー氏の息子シュテファン氏が1日、46歳の若さで亡くなった。2年前から患っていた脳腫瘍が原因だった。ドイツ紙『ビルト』が報じている。
同紙によると、父親と同じ道を志したシュテファン氏は、ザールブリュッケン、1860ミュンヘン、バイエルン2軍などに所属し、ブンデスリーガ出場経験もあるプロ選手だった。しかし、父フランツほどの成績は残せず、29歳の時にひざの大けがを負ったことが原因で現役引退を余儀なくされたという。
その後バイエルンの下部組織に入り、育成部の指導者として活躍したシュテファン氏は、現在ドイツ代表の主力であるDFマッツ・フンメルス、DFホルガー・バトシュトゥバー、MFバスティアン・シュヴァインシュタイガー、MFトーマス・ミュラーなどをトレーニングしたこともある。
恩師の訃報を聞いたシュヴァインシュタイガーは自身のツイッターで「ユース時代の監督であるシュテファン・ベッケンバウアーが亡くなったというニュースを聞いて、僕は本当に悲しい。僕の心は彼の家族とともにあります」とお悔やみの言葉を記している。