シュトゥットガルト戦に途中出場した大迫 [写真]=Bongarts/Getty Images
2015-16シーズンのブンデスリーガ開幕節が16日に行われ、シュトゥットガルトとFW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンが対戦した。大迫はベンチスタート、長澤はベンチ外だった。
昨シーズンのシュトゥットガルトは終盤の連勝によってなんとか1部残留を勝ち取った。今シーズンからはアレクサンダー・ツォルニガー監督が就任し、DFエミリアーノ・インスーアやMFルーカス・ルップら新戦力が開幕スタメンに名を連ねた。一方のケルンは、今夏の移籍市場で昨シーズンのエースストライカー、ナイジェリア代表FWアンソニー・ウジャーがブレーメンへ移籍。代わりにホッフェンハイムからFWアントニー・モデストが加わった。
試合は前半からホームのシュトゥットガルトが攻めこむ。7分、 ペナルティエリア正面やや左の位置からダニエル・ディダヴィが左足で強烈なミドルシュートを放ったが、ここはクロスバーの左側を叩いた。
続く12分、今度はクリスティアン・ゲントナーがエリア正面から左足でミドルシュート。しかし、ここもポストの左を叩いて得点には至らない。その後もシュトゥットガルトが優勢に試合を進めたが、スコアは動くことなく前半終了を迎えた。
ケルンはハーフタイムにヤニック・ゲルハルトを下げてケヴィン・フォクトを投入。54分にはミロシュ・ヨイッチに代えて大迫を投入した。
すると、ここまでなかなかチャンスを作れなかったケルンがワンチャンスをものにする。75分、ディフェンスラインの裏に抜けだしたモデストが、ペナルティエリア内右に進入。飛び出したGKプシェミスワフ・ティトンがモデストを倒してしまい、PKの判定となる。これをキッカーのモデストが触られながらもなんとか決め、ケルンが先制に成功した。
更にキックオフ直後の77分、ペナルティエリア手前でボールを持ったフォクトがスルーパス。オフサイドぎりぎりでエリア左に抜けだしたシモン・ツォラーが右足でシュートを決め、一気にリードを広げた。
2点を先行されたシュトゥットガルトも反撃に出る。79分、ペナルティエリア内左に進入したフィリップ・コスティッチがツォラーに倒され、主審がPKを指示する。これをディダヴィがゴール右下に決め、シュトゥットガルトが1点差に詰め寄った。
ホームで勝利がほしいシュトゥットガルトは、ヤン・クリメント、ティモ・ヴェルナーを連続で投入して同点ゴールを目指した。しかし、後半アディショナルタイムに追加点を挙げたのはケルン。モデストが相手DFからボールを奪うと敵陣を独走。GKとの一対一の場面で並走していた大迫に横パス。大迫がこれをきっちりと決め、再びリードを2点に戻した。直後に試合終了のホイッスルが鳴り、ケルンが3-1でシュトゥットガルトを下した。
次節、シュトゥットガルトは敵地でDF酒井高徳が所属するハンブルガーSVと、ケルンはホームでヴォルフスブルクと対戦する。
【得点者】
0-1 75分 アントニー・モデスト(PK)(ケルン)
0-2 77分 シモン・ツォラー(ケルン)
1-2 79分 ダニエル・ディダヴィ(シュトゥットガルト)
1-3 90+3分 大迫勇也(ケルン)