今年1月、バロンドール表彰式に出席したヒッツフェルト氏 [写真]=FIFA via Getty Images
かつてドルトムントとバイエルンを率いてブンデスリーガ及びチャンピオンズリーグ優勝を達成し、スイス代表監督としても実績を残したオットマール・ヒッツフェルト氏が、再び古巣バイエルンを批判した。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
同紙によるとヒッツフェルト氏は、現役時代にバイエルンでプレーしていたローター・マテウス氏やシュテファン・エッフェンベルク氏らOBに続き、CS放送『Sky』内の番組『Sky 90』に出演した際、「マリオ・ゲッツェへの信頼がなさすぎる。もし彼を完璧に信頼していれば、ダグラス・コスタを獲得することはない」と、同クラブの補強政策について言及したという。
続けて、「コスタは非常に良い選手だ」と前置きはしたものの、「外国人選手が多すぎる。そしてドイツ人のメンタリティが失われつつあると私は見ている。トニ・クロースやバスティアン・シュヴァインシュタイガーのような選手が出ていき、シャビ・アロンソやアルトゥーロ・ビダルらがやって来る。彼らも非常に良い選手だが、(そういう補強の仕方では)ドイツ国内のマーケットからは距離が遠くなってしまう。非常に大きな問題だ」と発言した。
同氏は以前にも「バイエルンのロッカールームでの主要言語はドイツ語であるべき」と、ラテン諸国出身プレーヤーが増加している現状に警鐘を鳴らしていた。