ホッフェンハイム戦で決勝点を挙げたFWレヴァンドフスキ [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第2節が22日に行われ、ホッフェンハイムとバイエルンが対戦した。
前節、開幕戦でレヴァークーゼンに敗戦し、初勝利を目指すホッフェンハイム。対して、ブンデス王者のバイエルンは、日本代表DF酒井高徳の所属するハンブルガーSVに5-0で完勝し、今節は2連勝を狙う。
試合は開始わずか9秒で、ホッフェンハイムが先制に成功する。バイエルンのキックオフで開始し、DFラインまで下げると、ダビド・アラバがパスミス。前線までプレスをかけていたケヴィン・フォラントが、そのボールに反応し、ペナルティエリア内中央に入ったところで左足のダイレクトをシュート放つ。これが、飛び出したGKマヌエル・ノイアーの股を抜き、ゴールネットを揺らした。開始9秒のゴールは、ブンデス史上最速タイの記録だった。
開始早々に失点を喫したバイエルン。反撃が実ったのは41分だった。左サイドから仕掛けたダグラス・コスタが、エリア内左に侵入し中央へ折り返す。GKオリヴァー・バウマンに反応されるが、こぼれたところにゴール前のトーマス・ミュラーが右ひざで押し込んだ。前半はバイエルンが追いついて1-1で折り返す。
後半に入って71分、ジェローム・ボアテングがエリア手前でファールを犯し、ホッフェンハイムにFKを献上。このファールでイエローカードを受けた。しかしそのFKで壁に入ったボアテングが、ハンドをとられ、今度はPKを献上。さらに2枚目のイエローカードでボアテングは退場処分となった。しかしPKは、オイゲン・ポランスキのシュートが右ポストに直撃。数的不利となったバイエルンがピンチを凌いだ。
終盤に攻勢をかけるバイエルンは、終了間際の90分に逆転する。D・コスタが右サイドでDF2人をかわして深い位置まで突破し、マイナスの折り返し。ニアサイドのマリオ・ゲッツェがスルーすると、中央のロベルト・レヴァンドフスキが右足で合わせてゴールに流し込んだ。
試合はこのままタイムアップ。開始9秒で失点を喫し、後半には10人となったバイエルンだったが、2-1の逆転勝利を収めた。バイエルンは開幕2連勝。一方のホッフェンハイムは開幕2連敗となった。
バイエルンは次節、29日にレヴァークーゼンと、ホッフェンハイムは同日にダルムシュタットと対戦する。
【スコア】
ホッフェンハイム 1-2 バイエルン
【得点者】
1-0 1分 ケヴィン・フォラント(ホッフェンハイム)
1-1 41分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
1-2 90分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)