大迫&長澤所属のケルン、ウルトラスが再び暴動…18名を逮捕か

ケルン

ヴォルフスブルク戦で声援を送るケルンのサポーター [写真]=Bongarts/Getty Images

 FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンのウルトラス『Boyz』が再び問題を起こした。22日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。

『Boyz』は今年2月のボルシアMG戦で試合終了後にピッチへ乱入し、セキュリティ関係者らに暴行を加えるなど多数の逮捕者を出した過激サポーター・グループ。そのメンバーはそれ以降クラブからスタジアム入場禁止処分を受けていたが、18日にケルンが同処分を撤回し、一部メンバーの入場制限を解除した。

 しかしこの判断は誤りだった。22日に開催されたケルン対ヴォルフスブルクの試合前、『Boyz』の面々はアウェー側ゲートに集結し、ヴォルフスブルク・ファンに暴行。逮捕者は18人にものぼったという。また、そんな事件が起こったにも関わらず、ハーフタイムに『Boyz』メンバーがコレオグラフィを掲げることをクラブ首脳陣は許可。それについても批判が起こっている。

 ノルトライン・ヴェストファーレン州警察のトップ、アーノルド・プリッカート氏は、「彼らは上っ面のリップサービスだけだった。彼らが暴力と距離を置くことは絶対にない。平和的解決を目指した(入場制限解除の)決定からたった4日で、このような行動を起こすその厚かましさには呆然としている」と、怒りのコメントを発表した。

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