シャルケ退団が確実視されているボアテング [写真]=Bongarts/Getty Images
DF内田篤人が所属するシャルケの元ガーナ代表MFケヴィン・プリンス・ボアテングの移籍が、決定直前で破談になった。21日、ドイツ誌『ビルト』が伝えている。
同誌によると、ボアテングはサウジアラビアのアル・イテハドへの移籍が決まりかけていたが、メディカルチェックの結果、契約締結に至らなかったという。また同選手はその前にも、ベジクタシュやMF田中順也が所属するスポルティング・リスボンと交渉のテーブルについており、スポルティングとはメディカルチェックまで進んだが最終的に話がまとまることはなかった。
しかしシャルケのスポーツ・ディレクターを務めるホルスト・ヘルト氏の話では、「交渉決裂に終わったのは契約の細かい部分で合意に至らなかったからだ。ボアテングがメディカルチェックに不合格だったからではない。いずれにしても、8月の末までには彼の移籍先は決定するだろう」とのことで、健康面には一切問題がないことを強調している。
ボアテングとシャルケの契約は2016年夏まで残っているが、同選手は昨季終盤にヘルト氏から「もはや信頼関係はない」と言われ試合出場や練習参加を禁じられていたため、今夏の移籍はほぼ間違いないと見られている。