日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、23日に行われたブンデスリーガ第2節で、インゴルシュタットと対戦し4-0の勝利を収めた。試合後、大手メディア『スカイ』のインタビューに応じたトーマス・トゥヘル監督が、公式戦2試合連続ゴールを決めた香川について語った。日本語版クラブ公式サイトが24日に伝えている。
トゥヘル監督は、インゴルシュタット戦でのチームの戦いぶりを振り返り、「とても良かったと思う。我々は最後まで手を抜かず、試合を支配し、真にトップレベルのパフォーマンスを見せた。前半はいくつか決定機があったので、あの時点で大差をつけられたかもしれない。ハーフタイム後も引き続きいいプレーができた。後半も同じように戦えたことに満足しているし、チームをとても誇りに思う。勝利は当然の結果だね」とチームのパフォーマンスに満足感を示した。
また、ハーフタイムの話について問われた同監督は、「もちろん、チームを褒めちぎったよ!唯一の良くないデータは、シュート9本のうち枠をとらえられたのが1本だけだったこと。ほかにもうまくいっていなかったことはあったが、どれも些細なことだった。ハーフタイムにそれ以外のことを話さなければならない理由はなかったよ。総合的には皆満足していたからね。」と明かしている。
そして、今シーズンのブンデス初得点を決めた香川についてトゥヘル監督は、「シンジのゴールは私も嬉しい。それだけの働きをしていたからね。彼は後半、かなりのハードワークを見せ、多くの好機をつくり、何度もいい流れをもたらしてくれた」と称賛した。
最期に同監督はファンについて、「素晴らしかった!間違いなく素晴らしかったね!選手たちはもう見慣れているようだが、私は違う。アウェー戦のスタジアムでもドルトムントファンの小さな『黄色い壁』が見られるのは最高だよ。ノルウェーにも多くのファンが応援に駆けつけてくれた。今日は彼らがいる側のゴールで多くの得点が決められてよかった。少し彼らに恩返しができたよ。我々は彼らファンのために戦っている。本当に素晴らしかったね」とコメントしている。
次節、ドルトムントは30日にホームでFW原口元気とMF細貝萌が所属するヘルタ・ベルリンと対戦する。