独紙は、2ゴールを決めた香川(中央)にも高評価をつけた [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images)
ヨーロッパリーグ予選プレーオフ・セカンドレグが27日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントはホームでノルウェーのオッドに7-2で大勝した。この結果、ドルトムントは2戦合計スコアを11-5とし、EL本戦へと駒を進めた。
フル出場の香川は、40分と90分にゴールを決めて勝利に貢献。公式戦3試合連続ゴールを記録した。
最高評価の「1」(最高点1、最低点6)を2人に与えるなど、ドルトムントの選手に軒並み高評価を与えた地元紙『Westdeutsche Allgemeine』は、香川にも「2」の高評価をつけた。
「広いスペースを許す相手に対し、多くの見せ場を作った。DFマルセル・シュメルツァーへの見事なパスでドルトムント最初のビッグチャンスを演出。40分にはチーム4点目を、また、終了間際には無人のゴールに7点目を決めた」
格下相手とはいえ、試合を通じての好パフォーマンスが高得点につながったようだ。その一方で、「もっとも、香川にとってシュートは弱点のままで、好機から絶好機と言えるものまで、チャンスを決めきれないことがあった」と、まるで2ゴールでは物足りないとばかりのコメントも付け加え、より高い評価を得るための課題が決定力向上にあることをうかがわせた。
『Ruhr Nachrichten』も、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンとアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの2選手に「1」の最高点をつけるなど、高得点が並ぶ中で、香川には全体4番目となる「2.5」をつけた。
「やや低調なシーズンスタートから、香川も目に見えて調子を上げてきた。インゴルシュタット戦からのいい流れをオッドとの一戦でもキープし、得点者リストに2度名前を書き込んだ。いい試合をした」と、確実な上昇気流に乗っていることにプラス評価を与えた。